
2024.11
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「稲とアガベ」という言葉を聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。稲はご存知のとおり、日本酒の原料であるお米が実る植物で、アガベはメキシコ原産の蒸留酒・テキーラの原料です。この、一見相容れない二つの名前を冠した醸造所が、秋田県男鹿市にあります。
2021年に創業した稲とアガベは、日本酒の製法を用 いた新しいお酒のカテゴリ「クラフトサケ(※)」を造る醸造所です。その名のとおり、アガベシロップをはじめ、お米と多彩な原料を結ぶ酒造りをおこないながら、醸造所を取り巻く男鹿のまちづくりにも精力的に取り組んでいます。
SAKE Streetでは、稲とアガベがこれまでの3年間に取り組んできたプロジェクトを、稲とアガベの名前に倣い、「◯◯と△△」という形でテーマを区切りながら、まちづくりと酒造りの視点から掘り下げていきます。創業からわずか3年とは思えないほど多種多様な事業を手掛けている稲とアガベ。その根底には、どのような哲学があるのでしょうか。
※1 クラフトサケ:日本酒の製造方法をベースに、発酵段階で副原料を加える新しいジャンル。酒税法では清酒(日本酒)ではなく「その他の醸造酒」に該当する。