7,000件のSNS投稿からAI分析と密着取材で探る! - 飲み手は何を求めて、いつ、高級酒を手にするのか?

2025.04

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7,000件のSNS投稿からAI分析と密着取材で探る! - 飲み手は何を求めて、いつ、高級酒を手にするのか?

酒スト編集部  |  SAKE Street PR

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高級日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」のフラグシップ商品である「百光」。前回の記事では「百光」が、いかにして高級日本酒市場を切り拓いてきたのか分析し、解説しました。

2024年冬の出荷から、原料米の変更により「新たな百光」として生まれ変わった後も、第1弾となる冬季の抽選販売に過去最高数の応募が集まるなど、さらに話題を呼んでおり、SNSでも熱い盛り上がりを見せています。

実際にXやInstagramで「#百光」を検索してみると、数多くの投稿が集まっています。消費者は、家族や友人との集まり、あるいは大切なパートナーとの特別な瞬間に、どのようにこの高級酒を楽しんでいるのでしょうか。

今回の記事では、百光を楽しむ人々のリアルな体験に迫るべく、徹底的なSNS投稿分析を実施。さらに、SNSからアプローチした愛飲家たちに、実際の飲用シーンについてインタビューを行いました。アナリティクスツールによって浮かび上がった消費者心理と、現場で見えた“飲み手は何を求めて高級酒を手にするのか”の秘密に迫ります。

AI×SNS投稿で分析する消費者心理

Instagramで盛り上がる「#百光」投稿

「SAKE HUNDREDの商品を実際に購入して飲んでみたユーザーはどう感じたのか」「百光はどんなシーンで飲まれているのか」。そんな疑問を探るべく、SAKE Street編集部ではまず、多くの投稿が集まるSNSを徹底的に調査することにしました。

Instagramでハッシュタグ「#百光」を検索すると、7,000件を超える投稿がヒット。全国的にも有名な酒蔵から発売される、高級ライン商品で同様の検索をしても1,000件程度であるため、優に7倍以上の投稿数です。高級ワインやシャンパーニュと並べて紹介する投稿も散見され、「百光」が“特別な1本”として多くの飲み手に受け入れられている様子がうかがえます。

※ユーザーが「百光」と「百光 別誂」を区別せずに同ハッシュタグを使用していることが多いこと、条件設定等による識別が困難であることから、以下では「百光 別誂」に関する投稿も含めた分析をおこないました。

AIの分析で、ユーザーの感想を可視化してみると……

SNSの投稿内容を人力で追うのは膨大な作業になるため、今回は2024年の東京都知事選でも一部で話題となった、Talk to the Cityというプラットフォームを活用し、AIを活用した分析を行いました。

Talk to the CityにInstagram上の「百光」に関する投稿データを入力すると、AIによるクラスタリングが行われ、近い意見が近くに集まる形で視覚化マップを作成できます。これにより、それぞれの投稿がどのような意見や感想と結びついているのか、どのような意見・感想が近い位置にあるのかがひと目で把握できます。

結果として最も特徴的だったのは、「味わいを好意的に評価するコメントの多さ」です。AIによるクラスタリングでは「フルーティでエレガントな香り」「上品でフルーティな味わい」「高級感と風味の評価」と3タイプに分類されており、マップ上でもさまざまな位置にこれらのグループが配置されていることから、幅広い層がこのタイプのコメントを残していることが分かります。

具体的な表現としては「繊細な口当たり」「透明感のある香り」「スッとキレる後味」といった形容詞が数多く登場し、共通して上品さ繊細な味わい・香りを評価する声が多くみられました。

  • 「香り豊かで、スっと切れる後味なので本当に飲みやすい!」
  • 「シルクのように滑らかで繊細な口当たりで、驚きました」
  • 「フルーティで甘すぎず、透き通るような軽やかさ。つい飲み進めてしまう清涼感」

これらの投稿の近い位置で目立ったのは、AIが「特別な場面での楽しみ」「特別感のある体験」「特別感と期待感」と分類した「飲むシーンの特別さ」についての投稿です。

  • 「富山の美味しすぎる蟹と合わせましたが抜群でした」
  • 「夫婦で人生を振り返りながら、夫の古希のお祝いを最高峰の日本酒と私の手料理で」

「百光」を特別な日や、特別な食事シーンと紐づけて飲用するユーザーは多く、単に味わいだけでなく、非日常を彩る要素としての機能に対して、同ブランドが強く期待されていることがわかります。

「味わいを好意的に評価するコメント」「飲むシーンの特別さ」の2つのグループが近い位置に分類された要因として考えられるのは、同じ投稿主が両方の内容を含む投稿をしていること。お酒の味わいが特別な体験をより印象的なものにすることで、ユーザーの投稿を動機づけていることがわかります。

AIが「特別感と期待感」と分類したコメントのなかには「期待の高さ」について触れるコメントも多くみられました。

  • 「今年もSAKE HUNDREDが届いたけど、いつ飲むか毎回悩む」
  • 「どんな味か想像するだけでワクワクドキドキ」
  • 「ようやく手に入れました。いつ飲み始めるか、何と合わせるかまだ考え中です」

このように、新規ユーザーもリピーターも、飲む前の段階から喜びやワクワク感を存分に表現しているコメントが目立ちます。

ネガティブな評価コメントはクラスタリングされないほどわずかでしたが、近くに「値段が張るので頻繁には買えない」といった内容が位置付けられていたことを考えると、ネガティブな要因さえ高級日本酒というブランドイメージを強化する要素になっている、とも言えるかもしれません。

日本酒愛飲家はどう飲む? - シーンによる「百光」の使い分けとは

ほかのお酒とSAKE HUNDREDをどのように使い分けているのか

SNS投稿からは、多くのユーザーが「百光」に求めていることや、どのようなシーンで飲まれているかについて概観を掴むことができました。編集部では、さらに踏み込んで飲用シーンの詳細を明らかにすべく、「百光」を実際に愛飲する4名にインタビューを行いました。

ワインなども含むほかの高級酒にはない、「百光」ならではの魅力として愛飲家が共通して挙げたのは、「誰が飲んでも美味しい」「シーンを選ばない安定感」といった万能さでした。

「リテラシーが求められるタイプの高級酒とは違って、誰に飲んでもらっても絶対に美味しいと言ってくれる、という安心感がありますね。私は家族への贈り物としても使っていますが、家族のあいだでもみんな、お酒の好みが違うんです。それでも『百光』なら大丈夫、と信頼できることが選ぶ理由になっています。

幅広い料理に合うのも嬉しいですね。母は、いいお酒があると『どんな料理を用意したらいいのかな』と悩んでしまうのですが、『洋食でもなんでも合うよ』と言ってあげられるので、安心してもらえます。実際に、テーブルに並んだいろいろな料理、たとえば白身魚の、少しガーリックを効かせたソテーにもよく合いました。きれいな味わいだけど、懐が深いんですよね。」(30代・女性)

「いちばんの魅力は『分かりやすさ』だと感じています。一口目で本当に百合のような華やかな香りがあって、シンプルに美味しい。飲んでもらった人に、ストレートに良さが伝わると思います。

一方で、気軽さもあるところも重要です。日本酒だと、高価格帯では透明感が高い一方で、味わいとしては極めて淡麗なお酒が多いと感じていますが、百光には適度に旨味や酸味があるので料理をあまり選ばないんですよね。洋食や鶏肉料理などにもよく合います。 さらに、ブレずに安定感があるところもポイントです。毎ロット、必ずこのような体験をもたらしてくれるので、人にも安心して勧められますね」(30代・男性)

「百光」と「百光 別誂」。その繊細な使い分けとは?

同時に百光の魅力として挙げられたのが、特別感の演出力が高いこと。

「百光は、ハレの日に飲むのにふさわしい酒ですね。そこには色々な要素がありますが、最終的に私が重視しているポイントは、味わいです。適度に華やかで透明感があり、甘味だけでなく旨味も感じられる。飲んでいて、本当に気分がよく晴れやかな気持ちになるんです。

加えてパッケージの特別感や格調高さもあるので、記念日やお正月など、良い日に飲むのにぴったりですね」(40代・男性)

こちらの愛飲家は、百光のシリーズ商品で、通年販売されている「百光 別誂(べつあつらえ)」とはシーンによる使い分けをしているといいます。

「百光 別誂は、百光と比べると甘さが少し抑えめで、旨味や酸味がより感じられるバランスになっています。幅広い料理に合わせやすいですし、特別感というよりは、たとえばちょっといいレストランでいろいろな料理に合わせて飲む、というシーンであれば別誂の方が適していると思いますね」

先ほど紹介したコメントとは別の30代女性も、百光の魅力として「特別感」を挙げつつ、別誂との使い分けをしています。

「SAKE HUNDREDのお酒は特別なお祝いの贈答だったり、イベントなどの機会に使っています。今も自宅に1本、特別な贈答用にとっておいてるんですよ。パッケージデザインだったり、みんなが共通して持っているブランドイメージの力もあるので、場を華やかにできるという点も魅力ですね。

百光は、本当にすごく百合の香りがするんです。華やかで、とても上品なので特別感を引き立ててくれます別誂も上品ですが、旨味や味わいを綺麗にまとめる苦味があって、幅広いお料理に対してお酒の存在感を保ったまま合わせられます。個人的には、いくらやキャビアなど魚卵にあわせて飲みたいですね」

仲間と共有する、特別な体験

ここまでご紹介したのは、さまざまなお酒を飲んでおり、シーンによる使い分けもするこだわり派の意見でしたが、より日常的な視点での百光の楽しみ方を探るべく、Instagramで百光に関して投稿するfumiさん(30代・男性、東京と大阪の2拠点生活)へのインタビューを実施しました。

もともとお酒は好きだったものの、日本酒は飲食店などで友人が勧めてくれたものを飲む程度だったというfumiさん。百光を飲むきっかけとなったのは、ある偶然からだったとか。

fumiさん:「『百光』は以前から、広告などで目にしてはいたのですが、値段も知っていたので『普段だと絶対買えないな』と思っていたんです。

でもあるとき、仕事関係で尊敬している方のブログで『百光』を飲んだことに触れられているのを読んで、興味を持つようになりました」

その後、普段から交流のある仕事仲間にも、同じように興味を持っている人がいることを知ったfumiさん。そうした仲間の呼びかけで集まって購入し、飲んでみることになりました。

fumiさん:「結果的に10人ほどが集まってくれたので、負担感も少なく購入することができました。

きっかけとなったブログでは『とても美味しい』という程度の触れられ方だったので、味の具体的な想像はあまりできていなかったのですが、飲んだ瞬間に衝撃を感じました。

口当たりがとても滑らかで、スッと体に入る感じなんです。いまでも本当に、当時の舌触りが記憶に残っています。現在でも私の中で、一番美味しかったと思えるお酒ですね」

特別感のあるパッケージデザインも話題になり、多くのメンバーが写真を撮ってSNSにあげようとしていたそう。

fumiさん:「私がSNSにあげた写真も、実は撮影が得意な仲間が撮ってくれたものだったんです。いま振り返って『百光』を飲んでみて良かったなと思うのは、みんなでこの感動を共有できたことだったんですよね。

『写真を撮ろう』『SNSにあげよう』となったのも、値段に見合うような美味しさや特別感があったからだと思います」

このとき集まったのは仕事仲間同士ということもあり、もともと日本酒への関心が必ずしも高くないメンバーでしたが、後日の行動にも変化が表れたといいます。

fumiさん:「私自身、日本酒好きの知り合いが紹介しているお酒を見かけたら、ちょっと飲んでみようという意識が強くなりましたし、実際に日本酒を飲む機会が増えたと思います。

別のメンバーは後日、もう一本『百光(別誂)』を買って飲んでいました。そのあと集まったときにも『よく買えたね』とか、『やっぱり美味しかった』とか、コミュニケーションがとれるのも楽しいですね」

高級酒はその味わいだけでなく、お酒を通して生まれるコミュニケーションをも豊かにし、大切な仲間と過ごすかけがえのない時間をグレードアップしてくれる──。fumiさんへのインタビューからは、そんな付加価値が垣間見えました。

多様な「特別」のなかで楽しまれるブランドとして

SNS上での投稿の多さや、そこでユーザーが語る満足度の高さは、百光が単なる“高級日本酒”にとどまらず、“飲んだ後に体験談を語りたくなる”ほどの説得力をもっていることを物語っています。

インタビューとSNS分析を通じて見えてきたのは、「百光」が持つ二面性でした。一方では“特別な1本”、”入手困難なお酒”としての敷居の高さがありつつも、他方では“仲間とのコミュニケーションのきっかけ”、“どんな料理にも合わせやすい”という親しみやすさがあるのです。

そうしたユーザーの期待に応える、異なる要素が同居しているからこそ、多くのユーザーから「特別な体験を得たいときの演出」として選ばれ続けているのでしょう。

「百光」は現在、2025年春の抽選販売を受付中。応募期間は2025年4月7日(月)までとなっています。
<2025年春>百光|BYAKKO 抽選販売応募ページ

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