2023.04
17
日本酒ファンおすすめ!気軽に見学・観光できる酒蔵まとめ - 北関東(茨城、栃木、群馬)編
歴史ある建物の見学や、杜氏さんのこだわりに関する説明、その場所でしか飲めないお酒の試飲など、酒蔵見学はお酒好きにとっても、そうでない人にとっても魅力的な体験ができるアクティビティです。日本には1,000以上の酒蔵がありますが、その全てが見学を受け付けているわけではありません。旅行先や地元で「酒蔵を見学してみたい!」と思っても、どこが見学できるのか分からなかったり、予約の仕方や、どこまで見学させてもらえるのか分からない……ということもよくあります。
そこでSAKE Streetでは全国で「見学・観光に力を入れている酒蔵」の情報を日本酒ファンから募ったほか、日本酒好きで構成される編集部でも調査を行ない、まとめてみました。 調査・募集にあたっては、次の条件を設定しており、見学がしやすく内容が充実している酒蔵だけをピックアップしています!
- 日本酒を造っている酒蔵であること
- 見学や観光を歓迎していること
- (できれば)説明や資料等、コンテンツが充実していること
- (できれば)予約がオンライン等で簡単、または不要であること
この記事では、今回の調査でピックアップした酒蔵のうち、北関東(茨城県、栃木県、群馬県)の情報をご紹介していきます!
※お願い:記事の掲載情報は順次追加予定です。この記事に掲載のない酒蔵で、上記の条件を満たしているところがありましたら、ぜひ以下のフォームからお知らせください。
https://forms.gle/xdqJFPK2VQRxoRKT7
茨城県
明利酒類 梅酒と酒の資料館 別春館(水戸市)
県内でも最大規模の酒類メーカー、明利酒類の情報発信のためにオープンした観光酒蔵です。昔ながらの酒造りの道具の展示や、梅酒蔵の見学もできます。日本酒・焼酎・梅酒の展示販売も行っており、偕楽園など水戸観光の際にも足を伸ばしやすい立地です。
項目 | 内容 |
---|---|
住所 | 茨城県水戸市元吉田町327 |
予約要否 | 不要(団体の場合要予約) |
営業時間 | 9:30~16:30 |
定休日 | 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始 2~3月は無休 |
料金 | 無料 |
内容 | 酒造りの道具の展示、梅酒蔵の見学、展示販売 |
その他 | - |
URL | https://bessyun-kan.jp/ |
電話番号 | 029-246-4811 |
西岡本店(桜川市)
鎌倉時代に城下町として栄え、今も伝統的な建物が多く残る真壁町。その中心部から徒歩5分、国指定登録有形文化財の蔵で、天明2(1782)年から酒造りを続けている酒蔵です。日本酒の製造工程を案内スタッフの方にじっくり解説してもらえます。
項目 | 内容 |
---|---|
住所 | 茨城県桜川市真壁町田6-1 |
予約要否 | 要予約 |
営業時間 | 8:00~17:00頃 |
定休日 | 土・日・祝祭日、年末年始、お盆期間 10月~3月は土曜日営業 製造期間(11月~3月)は対応不可の場合あり |
料金 | 無料 |
内容 | 酒造りの文化・技術の見学などスタッフの解説付き 所要時間:約30分 |
その他 | 有形文化財の蔵を活用した売店にて、古い酒造りの道具の展示と酒の販売あり |
URL | http://hananoi.jp/the-tour |
電話番号 | 0296-55-1171 |
村井醸造(桜川市)
筑波山系の伏流水を仕込み水とし、水と米の良さを最大限に活かした酒造りをしています。重要伝統的建造物群保存地区の中の一角に位置し、村井醸造の酒蔵や煙突なども国の登録有形文化財に指定されています。酒蔵見学では、蔵の歴史や酒造りのこだわりなどを、蔵元や蔵人から直接解説してもらえます。
村井醸造の酒蔵だよりはこちら
→ 【酒蔵だより:村井醸造】乳酸菌を使用した酒造りへの挑戦
項目 | 内容 |
---|---|
住所 | 茨城県桜川市真壁町真壁72 |
予約要否 | 要予約(メール推奨) |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 年中無休(年末年始・繁忙期を除く) |
料金 | 無料 |
内容 | 蔵元もしくは、造り担当の蔵人による酒蔵の歴史と酒造りの解説 所要時間:30分程度 |
その他 | 見学終了後は、試飲コーナーで全商品無料で試飲可能 |
URL | https://aiyu-sake.jp/brewery/ |
電話番号 | 0296-55-0005 |
愛友酒造(潮来市)
創業文化元(1804)年、潮来(いたこ)市で地元の方々に愛される酒造りを続けている酒蔵です。酒蔵見学に特におすすめの時期は、大吟醸の仕込みをしている1月中旬から2月末頃。お酒のいい香りに包まれながら実際の作業を眺めることができます。きき酒や直売のコーナーもあります。
項目 | 内容 |
---|---|
住所 | 茨城県潮来市辻205 |
予約要否 | 不要(団体の場合要予約) 定員に達すると対応不可の場合あり |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 年中無休 |
料金 | 無料 |
内容 | 酒造りの工程の見学、きき酒体験、直売のコーナーあり 所要時間:30〜40分 |
その他 | タンクから汲みたてのお酒を購入可能 |
URL | https://aiyu-sake.jp/brewery/ |
電話番号 | 0299-62-2234 |
稲葉酒造(つくば市)
江戸末期創業の酒蔵の建物を残し、現在もそこで酒造りを行っています。歴史ある蔵の内部で、こちらならではの酒造りの製法やこだわりを見学することができます。酒蔵見学の際にはきき酒セットが付き、より日本酒を身近に楽しめるでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
住所 | 茨城県つくば市沼田1485番地 |
予約要否 | 要予約(5日前まで電話にて) |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 水曜日 |
料金 | 1,650円 |
内容 | 酒造りの工程の見学、日本酒の歴史、楽しみ方の解説、試飲3種とおつまみ付きのきき酒体験など |
その他 | 最小催行人数:8名(コロナ感染対策の為、現在は6名) |
URL | https://www.minanogawa.jp/visit/ |
電話番号 | 029-866-0020 |
栃木県
片山酒造(日光市)
明治13(1880)年の創業から「佐瀬式」という伝統的なお酒の搾り方を続けています。この方法を現在も採用している蔵は、栃木県内では1割未満。職人の手による貴重な搾り作業をぜひ見学してください。日光への観光の際に立ち寄りやすいスポットです。
項目 | 内容 |
---|---|
住所 | 栃木県日光市瀬川146-2 |
予約要否 | 要予約(電話・インターネット) |
営業時間 | 10:00~16:00 |
定休日 | 年中無休 1~3月は月~土のみ受付 |
料金 | 1,000円 |
内容 | 酒造りの工程、職人による搾り作業の見学 所要時間:約20分 |
その他 | 1度に案内可能な人数は40名まで |
URL | https://www.komei.co.jp/brew-factory2.html |
電話番号 | 0288-21-0039 |
第一酒造(佐野市)
延宝元(1673)年に創業の栃木県内最古の老舗酒蔵です。創業時から農家も兼業しており、お米へのこだわりが非常に強いです。酒蔵では全国唯一の政府認定米麦集荷業者であり、数年前までは政府にしかできなかった、お米の等級検査も行っています。
項目 | 内容 |
---|---|
住所 | 栃木県佐野市田島町488 |
予約要否 | 要予約 |
営業時間 | ぎゃらりー酒蔵楽限定コース:平日9:00〜16:00 ノーマルコース:13:00〜16:00 プレミアムコース:13:00〜16:00 |
定休日 | 大晦日・元旦 |
料金 | ぎゃらりー酒蔵楽限定コース:無料 ノーマルコース:1名500円 プレミアムコース:1組あたり5000円+1名ごとに500円 ※ノーマルコース・プレミアムコースは売店で利用できる500円の割引券付き |
内容 | ぎゃらりー酒蔵楽限定コース:ぎゃらりー酒蔵楽内にて社員による写真を使った説明(5〜10分) ノーマルコース:社員による酒造り工程の案内(15〜30分) プレミアムコース:杜氏による酒造り工程の案内(15〜30分) |
その他 | 冬季は仕込み蔵内部の見学不可、11月下旬〜2月はノーマルコースのみ受付 |
URL | https://www.sakekaika.co.jp/news/post600 |
電話番号 | 0283-22-0001 |
群馬県
土田酒造(利根郡川場村)
自然の菌を活かした、江戸時代から続く醸造技術で日本酒を造り続ける酒蔵です。酒蔵内部の廊下は常時開放されているので、タイミングが合えば実際の仕込みや搾りの様子を見学できます。武尊山の伏流水の仕込み水は、酒蔵見学で試飲・持ち帰りも可能。
項目 | 内容 |
---|---|
住所 | 群馬県利根郡川場村川場湯原2691 |
予約要否 | 不要(ガイド付きの見学を希望する場合は要予約) |
営業時間 | 10:00〜16:00 |
定休日 | 木曜日 |
料金 | 無料 |
内容 | 酒造りの設備、酒造りの工程の映像、実際の作業の見学、仕込み水の試飲など 所要時間約30分 |
その他 | - |
URL | https://tsuchidasake.jp/shop-access/#cmpn2 |
電話番号 | 0278-52-3670 |
まとめ
川の水や豊富な水源に恵まれ、技術を継承し続けている蔵元の多い北関東。古くからの蔵の建物を大切にしている酒造も多く、地域に根付いているからこそ地元の人々に愛されているのも納得です。酒蔵見学の際には、そんな地域との繋がりについても知ることができそうです。
そのなかでも、酒蔵ごとに展示や説明などの内容はまったく異なっており、それぞれの個性や歴史が現れています。もし酒蔵見学してみたい!と思ったら、ぜひ上記の情報を参考にしてみてください。
※新型コロナウイルス感染対策や、仕込み作業の関係で、営業時間や見学システムの変更が生じる場合があります。見学の際は必ず対象施設の公式サイト等で最新情報をご確認いただくようお願いいたします。
※お願い:記事の掲載情報は順次追加予定です。この記事に掲載のない酒蔵で、下記の条件を満たしているところがありましたら、ぜひ以下のフォームからお知らせください。
https://forms.gle/xdqJFPK2VQRxoRKT7
・日本酒を造っている酒蔵であること
・見学や観光を歓迎していること
・(できれば)説明や資料等、コンテンツが充実していること
・(できれば)予約がオンライン等で簡単、または不要であること
【シリーズ:見学・観光におすすめの酒蔵まとめ】
北海道・北東北(青森、岩手、秋田)編
南東北(宮城、山形、福島)編
北関東(茨城、栃木、群馬)編
南関東(埼玉、千葉、東京、神奈川)編
北陸・甲信越(山梨、長野、新潟、富山、石川、福井)編
東海(静岡、愛知、岐阜、三重)編
関西(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)編
中国(鳥取、島根、岡山、広島、山口)編
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