
「大学日本酒部/日本酒サークル」って何? (1) - 東京農業大学日本酒サークル「酒仙会」
「日本酒ブーム」という言葉がメディアで取り上げられるここ数年、SNS上でも日本酒愛好家や、趣味で日本酒を広める活動をしている方々が増えてきてるように感じます。
そんな中、ここ最近見かけるようになったのが「大学日本酒部」「大学日本酒サークル」のSNSアカウントです。筆者は1986年生まれ、大学に通っていたのは10年以上前ですが、その頃にはそうした団体の存在を耳にしたことはありませんでした。
日本酒を広めたい人々からは「若者にも日本酒を飲んで欲しい」という言葉がよく聞かれますが、実態はどうなのか。そしてそもそも、「大学日本酒サークル」って何なのか。今回は「日本酒に関連した大学」といえば必ず名前が挙がる、あの東京農業大学の日本酒サークル「酒仙会」の方々に直接お話を伺ってきました。
結成は2019年8月、会員数は約30名
ーー今日はよろしくお願いします。まず、簡単に自己紹介をお願いできますか?
豊田さん「東京農業大学日本酒サークル『酒仙会』の代表を務めている豊田です。現在は3年生で、生命科学部バイオサイエンス学科動物分子生物学研究室に所属しています。今やってみたい研究は、マウスの行動解析を通じて日本酒と他の酒類で酔い方に違いが出るのか調べることです」

大庭さん「『酒仙会』に所属している4年生の大庭です。農大の中でも文系の学科である、国際食料情報学部食料環境経済学科に所属しています。研究内容は、ワイナリーを通じた地域活性化など、いわゆる6次産業の事例についてでした」

ーー僕が学生の頃には、大学に「日本酒サークル」ってなかったと思うんですが、農大の日本酒サークルはいつ頃できたんですか?
豊田さん「酒仙会は、2019年8月 に設立しました。僕はその1年ほど前から日本酒が好きになったんですが、周りには苦手意識を持つ人も多かったんです。同世代でも日本酒が好きな人を集めて、増やしていきたいと思ったのが立ち上げのきっかけです。
現在は30名ほどが所属しています。うちはなぜか女子が多く、男女比は4:6ぐらいです 」
ーー30名も!みなさん、どんなきっかけで入部しているんですか?
豊田さん「農大ということもあって、もともと日本酒に興味がある人はいたんです。でも、 たとえば自分で専門店に行って日本酒を買ったり飲んだりするのにはハードルを感じていた、という人が多い ですね。あとは、サークルの活動内容で酒蔵見学に行ったりしているので、それに興味を持ってくれた人たちもいます。日本酒への興味もそうですが、お酒全般に興味がある、というメンバーが多いですね。
今はまだ非公式のサークルなのですが、5月には大学に、正式なサークルとして申請を提出予定です」
蔵元会や酒蔵見学、社会人との「酒縁」も
ーー普段はどのような活動をしているサークルなんですか?
豊田さん「蔵元さんにも来ていただいて、蔵元会を開催することが多いです。 蔵元さんに直接注いでもらったお酒って、自分にとって『特別な一杯』になると思う んですよね。その体験が、リピートのきっかけになると思うんです。お酒は僕が酒屋さんなどで調達して来て、おつまみは持ち寄り、という形にしています。
他にも酒蔵見学に行ったり、日本酒イベントに参加したり、今回は初めてお酒の持ち寄り会を開催します」
インタビュー後、酒仙会で初開催の持ち寄り会に編集部も潜入させてもらいましたので、ここからはその様子をお伝えします。この日は他大生や社会人を含む20人以上が参加。 ※会場には浅草橋のSAKE Street店舗2階を使っていただきました。
